社員を全員リーダーにすると会社が劇的に変わる! | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2021.05.13

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社員を全員リーダーにすると会社が劇的に変わる!

株式会社ブレインマークス

 

 

 

 

今回のテーマは「社員を全員リーダーにすると会社が劇的に変わる!」についてです。

最近、社員の自主性がないというご相談を多く頂いています。

社員の自主性がなく、どうして良いかわからないと悩まれている会社も多く、社長としての大きなフラストレーションの1つになっています。

自分は、一生懸命頑張っているにも関わらず社員の自主性がない、社員がなかなかイメージ通りに育ってくれない、ということを感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。

今回は、弊社の事例から社員の自主性を劇的に高める方法をお伝えします。

 

■社内の自主性が変わるツール

弊社は、社員それぞれの自主性がかなり高いと自負しています。弊社が100点ではありませんが、実際に毎年自主性が高くなっている感覚があります。

しかし、ずっと自主性が高かったわけではありません。過去には、アイデアが出ても、誰もその仕事をしたがらないような状態の時もありました。

 

自主性がある会社とない会社を比べた場合、もちろん自主性がある会社の方が仕事していて、気持ちよく仕事ができます。

自主性のない会社は、責任感がある役職になればなるほど、フラストレーションが溜まってしまいます。また、中小企業の場合、社長がフラストレーションを溜めてしまうケースがほとんどです。

では、フラストレーションが溜まらないよう、社員全員が自主性のある会社をつくるためにするべきことが“全員リーダー経営”です。弊社は、全員リーダー経営をやるのだということを全社員に周知しています。

 

つまり、弊社は、社員の自主性を高めることを“狙って”行なったのです。

会社の経営として、自主性のある組織を狙って作れるようになるのは、非常に大切なことです。狙って自主性のある組織を作ることで再現性が高まります。ですから、狙ってつくっていく意識が大きなポイントになります。

そのため、“全員リーダー経営”は、組織図をベースに会社経営をしていくことを徹底しています。この、組織図こそが非常に効果的な経営ツールなのです。

 

■自主性を高める“全員リーダー経営”とは

まず、組織図をつくっただけでは、会社経営を変えることはできません。弊社の組織図の考え方として、基本的に人に依存するのではなく、あくまで会社はお客様に対して、高い価値を提供するためのマシーンだと考えています。

マシーンにどんな機能があれば、お客様に最高の満足を届け、社員が納得して働け、取引先と良い関係が築けるのか、“組織図=機能図”として考えていきます。

・良い社員を採用するという機能でお客様に良いサービスが提供する

・チームワークを守る機能

・お客様に自分たちのサービスをしっかりと伝える営業機能

・より良いサービスを行なうための商品開発という機能

・社内の人事やるための教育機関

弊社では、このように会社をつくるための機能図を細かくつくっており、機能図をつくってから人を当てはめています。なぜなら、中小企業の場合、社員の兼務も多く、1人が何役も引き受けて業務を行なっていることが多いからです。

ある程度、細かく設定し、組織図の規模を拡大していくことで分業が進みます。業務をどんどん分業化しながら組織をつくり、各所にリーダーを配置することが大切なポイントになります。

 

例えば、弊社の場合、一番シンプルで責任的にライトな機能として、商品発送という機能があります。弊社で販売しているDVDを梱包し、宅急便に届けるという機能も大事な仕事のひとつです。このようなシンプルで責任感がライトな商品発送という機能にも、リーダーをつけています。

機能を十二分に発揮し、受け継ぐ前よりも機能的に改善することがリーダーの仕事です。人が入ってリーダーを請け負った時よりも、機能を改善できるようになれば、リーダーの仕事ができるようになったということです。

弊社では、新卒で入社しても3ヶ月〜半年後にはどこかの機能のリーダーに配属されます。このように、新卒で入社してすぐに小さな機能のリーダーを担うことで、リーダーの仕事を勉強していけるように組織をつくっています。

一つの小さなリーダーの仕事を学べたら、もう一つ責任の重いリーダーの仕事、次は、難易度の高いリーダーの仕事というように、高い責任と役割に出世するシステムになっているのです。

このように、社員全員がリーダーを担う状況つくると、会社の中が常に改善活動とその仕事に責任を持った社員が増え、自主性を持った社員も増えていきます。

これこそが、私の考える“全員リーダー経営”なのです。

 

■社員全員で会社を経営する

もともと経営者一人がリーダーシップを取り、責任を持っていたものを役割分担します。

機能ごとに権限移譲し、小さな権限にリーダーの役割を与えてリーダーを育てるのです。

社員にリーダーの仕事が何なのかということを伝え、社員一人ひとりに、役割を与えていくことによって、経営者一人の一輪駆動ではなく、何輪駆動にもエンジンが大きくなっていきます。

つまり、社員全員にリーダーの役割を与え、与えた役割をしっかりと全うする教育を入社した瞬間からやっていくことによって、会社全体も強くなります。

社員が自主性を持って働く会社を実現する最高の経営ツールが、組織図であると知っておきましょう。このように組織図を理解している人は、かなり少数派だと思います。

 

組織図には、会社に必要な機能やリーダーや社員一人ひとりの名前を載せ、小さな機能のリーダーを育てていく。

その結果、社員全員がリーダーになり、一つひとつの責任と役割をどんどん上げていくことで、社員全員が会社の経営を担う意識が強くなります。そうすることで、会社は劇的に変わるのです。

この理屈とこの経営のノウハウを理解していれば、分社化しても、違う組織を作っても、営業所を出したとしても、自主性を持った社員が活躍できる状況を再現性をもって経営することが出来ます。

 

■今日の結論

組織図は経営ツールであるという考えを持っただけでも、会社は劇的に変わります。

社員一人ひとりの可能性を引き出し、社員一人ひとりが活躍する。そして、経営者自身が社員のことを頼もしく思い、お互いにwin-winの関係が作れる“全員リーダー経営”に、ぜひ取り組んでみてください。

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