顧客の声
■お客さまの声 〜社員みんなが「このビジョンを目指そう!」という気持ちになった
これまでにコンサルティングプログラムにご参加いただいたお客さまの声をお届けします!
今回は、税務顧問や決算代行、融資相談、相続相談などを通して中小企業を支援し続ける古屋総合事務所(東京都)代表の古屋佳男さんです。
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以前に勤めていた会社では、休みなくひたすら働いていました。とにかく働いてお金を稼ぐことを重要視していたので、仕組みについては考えたこともありませんでした。ただ目の前の業務をこなすことに必死になっていましたね。
独立後も、自分がひたすら働いてお金を稼ぐスタイルが、お客さまにとっても会社にとっても一番いいと思っていました。人を育てるという意識はなく、もちろん、理念なんてありませんでした。
次第に会社内の全員が疲れ、ストレスを抱えて、殺伐とした雰囲気に。それでも売り上げが伸びていくのを見ると、「お金のために働く」という考え方だった私の目には、会社がとても上手くいっているように映ったものでした。
とは言うものの、体力的には厳しくなっていくのを感じていました。自分や家族の将来を考えると、今のように365日24時間働くという状態のままでいいのか。そんな疑問を感じ始めたんです。
家庭がある社員もいましたが、忙しすぎて子供の学校行事にはまったく行けずにいるのを知っていました。「家族のために働いているのに、家族のために休めない会社」はおかしい。「もっと他に方法はないのか?」と、会社経営について真剣に考え出しました。
そんな折に、ブレインマークスさんのセミナー情報をインターネットで見たんです。
私が今まで先輩経営者から聞いていたアドバイスと、安東さんがセミナーで話していることはまったく違いました。セミナーを聞きながら、「会社ってこうやって作るんだ……」と、初めて知ることばかりでした。
コンサルティングプログラムでは、これまでに考えたこともなかったビジョンやドリームを言葉にすることにとても苦戦しました。学んだことを実際に会社に落とし込むことも大変。
社員の中には、売り上げが発生しないマニュアル作りなどに時間を使うことに、違和感を感じる人もいたと思います。正直、最初は自分も腑に落ちていない部分がありました。それで結局後回しになってしまうことが続いていたような気がします。
そんな状況ではいけないと思い、まずは会社について考える時間を確保しました。土曜日を休みにして、丸まる事業計画を立てる時間にしたのが最初です。そのために複数の事業を税理士事務所経営だけに絞り、他からは手を引きました。
他の会社を見て良いと思ったものも積極的に取り入れました。そのひとつが朝礼です。そこで毎朝、ビジョンを唱和したり、方向性を社員に伝えたりしています。
そのうちに少しずつ社員が変わっていきました。最初はちょっと照れくさかったビジョンも、何度も言うことで「本当にこのビジョンを目指そう!」という気持ちになれたのだと思います。
そして自分自身もストレスなく、楽になりました。今は「社員が精神的にも物質的にも満足できる会社」になることを目指し、そのための制度を整えています。タイムカードや有給制度、就業規則といった、ちゃんと制度化していなかったものも構築しました。少しずつですが、社員と協力しながら目標に向かって環境を整えています。
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