顧客の声
■お客さまの声 〜スタッフに仕事を任せて、はじめて気づいたこと
これまでにコンサルティングプログラムにご参加いただいたお客さまの声をお届けします!
今回は、横浜市の社会保険労務士法人D・プロデュース代表、越石能章さまです。
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以前は、自分が働いて会社を引っ張っていくしかないと思っていました。創業者としてのプライドもあり、スタッフに仕事を任せるということは、ほとんどありませんでした。
「自分が一番活躍すること」にやりがいを感じている。経営者としては、そんな意識にも問題があったのだと思います。お客さまにとっても、自分がサービスを提供することが一番なのだと思い込んでいました。
創業8年目を迎え、スタッフが増えても、社内で起きているすべてのことを把握しないと気がすまない状況でした。その他にも自分で営業をかけたり、処理したり。スタッフがそれぞれ自分で考えて行動しても、それを否定するような言動をとってしまったこともあります。
スタッフはもちろん、役員も、私について来られなくなる一歩手前だったと思います。当時の状況を続けていたら最悪、組織が空中分解していたかもしれません。
とはいえ私は、この事業を「個人事業」で終わらせるつもりはありませんでした。このままではいけないということは理解していたので、方法を学ぶためにブレインマークスさんの「社長が3ヶ月不在でも成長する会社のつくり方」セミナーを受講したんです。
そこで、「より発展するためにはどのように会社を運営していくべきなのか」を学びました。
以前までの、個人の能力に頼った組織ではなく、自分の組織にはどんな機能や役割が必要なのかを明確にした上で、必要な人材を採用したり、育てたりすることが重要だということも知りました。
自分がどんな組織を実現したいのか。それをもっと考えてみようと決意しましたね。
プログラム後、すぐに役員ミーティングを開いて、その場で自分の思いを伝えたんですが、最初はなかなか理解されませんでした。もちろん、それぞれに思いや能力を持っているので、私の意見だけを押し付けても反発が起きることは想定していました。
「この会社を発展させたい」「お客さまの役に立ちたい」という思いは共通しています。言葉足らずだった部分を補いながら、少しずつ、みんなの思いをすり合わせしていきました。
「こんなことを学んできたから、一緒に考えてみよう」というスタンスでみんなの意見を織り交ぜ、方向性を決める。月2回ペースで1年、話し合いを続けました。
今では一人ひとりの役割が明確になり、細かい指示を出すことがなくなりました。かつての私は「相談されずに話が進む」ことが嫌でしたが、そんな感情も消えました。
実際に仕事を任せるようになって分かったことがあります。スタッフそれぞれに得意分野があって、ある部分では私よりも、よほど上手くできるんです。
当たり前かもしれませんが、これは「任せること」で気づいたことでした。
その後は書類管理やマニュアル化にも力を入れ、全員が業務の進捗を見られるようにしました。
「10年間で50人体制を実現し、3億5000万円の売り上げを作る」という目標を掲げ、体制構築を進めています。
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▼社会保険労務士法人D・プロデュースさま 公式サイト
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