コンサルティング
生成AIの進化は、ビジネスの現場で革命を起こしています。
大企業だけでなく、中小企業や個人事業主にもその恩恵が及んでおり、業務の効率化や意思決定の迅速化が可能になっています。
AIは、パターン化された意思決定を担うことができ、仮説を立てて診断する段階まで進化しています。しかし、その後のサポートや「心を扱う仕事」は、まだまだ人間にしかできない部分です。
医療分野を例にとれば、症状を見つけて診断し、治療法までは提案できますが、最終的な治療方法の選択や意思決定には「心」が絡むため、医師にしか対応できません。
しかし、これも近い将来変わるかもしれない。と私は思うのです。
AIの進化が人間の役割をどう変えるのか、という疑問や不安を抱える方も少なくありません。
ですが、AIは「所詮は道具」であり、私たちはそれを気負わずに活用するべきです。
少なくとも私は、コンサルティングに活用できるような技術が出てくれば、どんどん使ってみたいと思います。
コンサルティング業務においても、AIを積極的に取り入れ、これまで蓄積してきたデータをAIにインプットすることで、経営課題の診断や解決に役立つシステムを自社開発してみたいという考えも持っています。
AIは、人材育成にも大いに活用できるでしょう。
ブレインマークスでは広告経由で受注する以外にも、顧客からの紹介などで一定の新規案件が毎年動き始めています。
しかし現状では、そのすべてが私経由になってしまっています。
なぜ私がコンサルタントとして顧客に選ばれるのか。
それは知識量ではなく、考え方や向き合い方、課題解決力などです。
このような「人間ならでは」のスキルをAIに言語化・体系化させることで、より効果的な人材育成が実現できる可能性があります。
AIと人間が協働し、互いの強みを活かしながら、これからの時代に求められる人材を育成していくことが重要だと考えます。
(安東邦彦)