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2024.07.19

コンサルティング

無償で専門人材の力を活用できる「プロボノ」拡大中(第3回)―プロボノ活動の現状と日本での捉え方―

安東 邦彦

プロボノ参加者にもたらされる経験と成長

プロボノは誰でも始められる上に、どの職種も社会に貢献する点が見つかります。多くの人に良い影響を与えることで、より高い水準のサービスにつながっていくのです。プロボノによって、自分の知識や経験を社会に還元し、新たな経験も得ることができるのです。

例えば、ITの専門家が中小企業のデジタル化をサポートするケースです。これにより、プロボノに参加した人は、人の役に立ちながら実務での経験を積むことができ、専門性をさらに磨くこともできます。

第1回と第2回では、社会貢献活動において、ビジネスの知識を活かしたプロボノの取り組みについてお話しました。とりわけ、大手企業が自分たちの知識や経験を活用して、中小企業や貧困層の支援を行うことの重要性を探りました。

今回は、日本ではプロボノという活動がどのように捉えられているのか、現状の取り組みについて詳しく見ていきます。

無償の起業家支援を視野に入れた未来計画

ブレインマークス株式会社では、社会的課題への貢献を大きな使命の一つと捉えております。私個人としても、将来は無償の起業家支援やコンサルタントの養成に取り組むことを計画しており、起業家の卵たちにとって、ここで得た経験が後々役立つはずです。

しかし、現段階では、私たちブレインマークスでは起業前の人への対応は行っておりませんが、起業前の段階から十分な準備をすることで成功の可能性を高めることができると信じています。

受け入れる中小企業側の意識改革

一方で、支援を受け入れる側の中小企業としても、意識を変えていくべきです。大企業の知見を得られるのはとても大きな利点です。互いにできることや期待されることの要件定義をしっかり設計しておくことが重要です。その段階でミスマッチが生じれば受けないのが健全です。互いのマッチングはとても大事です。ここが明確であれば、取り組みはうまくいくでしょう。

(安東邦彦)

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