コンサルティング
“「最高の顧客」だけを対象にビジネスができるなら、
どれだけ成功するかを想像してほしい“
マイケル・E・ガーバー
企業成長においては、いかに最高の顧客と大きなつながりを持てるかが大切です。
最高の顧客とは、あなたのサービスに大きな価値を感じ、値段に関わらず喜んで購入し、
あなたに対して最大限の信頼を寄せる人です。
そして、最高の顧客は時に情熱を持ってあなたのサービスを紹介し、
新たな顧客も連れてきてくれるかもしれません。
その最高の顧客とのつながりを戦略的につくり出すのが、マーケティングです。
つまり、マーケティング戦略が企業成長のカギを握っているのです。
冒頭でご紹介したガーバーの格言はそれを物語っています。
そして同時にガーバーは、こうも言っています。
「あなたのビジネスが生きるか死ぬかは、その能力にかかっている」と。
・あなたの顧客は誰か?
・どんな悩みを抱えているのか?
・何に価値を感じる人なのか?
・どのように行動するのか?
今回は、あなたにとっての「最高の顧客」を知ることの重要性、
そして、「最高の顧客」を知るための第一歩を紹介したいと思います。
■すべての人があなたの顧客にはならない
「市場」という言葉は、
あなたの顧客になりそうな人たちのことを示しています。
ただし、すべての人が将来の顧客になるわけではありません。
あなたの商品は、あるタイプの人たちにとっては必要なものであると同時に、
別のタイプの人たちにとっては「まぁまぁのもの」や、「全く不要なもの」に
なっているのかもしれないのです。
あなたの市場には3タイプの人間が存在しています。
・あなたの商品やサービスを本当に必要としている人
・あなたの商品やサービスをそれほど必要としていない人
・あなたの商品やサービスが不要な人
この3タイプすべての人にアプローチをしていては、
本当に必要な人に提供するためのエネルギーが分散してしまいます。
ですから、企業活動のすべてを、その「最高の顧客」に傾けることが重要です。
中小企業のマーケティング戦略には、必ず選択と集中が必要になります。
そのため、私たちは「理想の顧客」とは誰かを徹底的に考え、探し、満足させられる、
「理想のマーケティング戦略」を実現することが大切なのです。
■あなたの理想の顧客とはどんな人ですか?
あなたにとっての「最高の顧客」とは誰でしょうか?
もしあなたが、本気で最高の顧客を探したいと考えるならば、
今の顧客の特性を深く観察する必要があるでしょう。
そこには、年齢、就業状況、場所、性別、学歴、職業、
既婚/独身、収入、家族構成、身体的特徴なども含まれるかもしれません。
法人顧客相手の企業(B to B)であっても、
購入の決定を行なうのは会社ではなく、
人であるということを心にとめておいて下さい。
「最高の顧客」を探すことは、
あなたのビジネスにおけるマーケティング戦略を再構築することです。
もう一度、お伺いします。
あなたの「最高の顧客」とは誰でしょうか?
(今泉勇太)