コンサルティング
成功者の言葉を鵜呑みにして、ただがむしゃらに働くだけでは、
会社を成長させることはできません。
そこで必要となるのが「ビジネスのつくり方」。
しかし多くの社長はそれを学ぶことなく、独自のやり方を試しています。
独自のやり方がうまくいけば、会社は成長するでしょう。
しかし、もし間違っていたら……? 会社は衰退あるのみです。
■「ビジネスのつくり方を学ぶ」という仕事
成功者の言葉を鵜呑みにしてはいけない。
前回はそんなことを書きました。
そして、ただがむしゃらに頑張り、社長が仕事を抱え込むのではなく、
勇気を持って立ち止まることも重要だと。
これからの時代、社長は自分たちで「ビジネスのつくり方」を学ぶことも重要な仕事だと感じます。
「ビジネスのつくり方」をしっかりと学んでいれば、
回避できる問題もたくさんあります。
しかし多くの社長が独自のやり方にこだわってしまう。
これは本当にもったいないことだと思います。
独自のやり方があっていれば成長して、間違っていれば衰退するのです。
■儲かりそうな仕事以外には興味を持たない人
成長している会社を観察していると、確実に共通点があります。
その中でも本当に顕著なのは、
成長企業の社長は「ビジネスを楽しんでいる」ということです。
ビジネスを作り上げることを「自分の作品づくり」のように楽しんでいるのです。
それに比べて成長していない会社の社長は、
ビジネスを「生活のための仕事」ととらえているケースが多く、本当に苦しそうです。
そんな社長はどうなってしまうのか。
いつの間にか、「儲かりそうな仕事以外には興味を持たない」人になってしまうのです。
■「ビジネスモデルを発明する方法」がある
これからは、新たなビジネスモデルを「発明」する方法を知らなければなりません。
実際に、あなたのビジネスを、独創性があるユニークなビジネスに変える方法は存在します。
もし、あなたのビジネスが、ユニークさや独創性を成し遂げていないのであれば、
そのビジネスは最初から「発明品」ではありません。
それが「発明品」でないのであれば、仕事に追われて駆けずり回る日々を迎えることになってしまいます。
成長するビジネスはスタートラインが違うのです。
成長するビジネスは「発明品」なのです。
しかも、「発明品」は、お客さまや社員や周りの人々を巻き込んで伝染します。
自分が発明したものを利用したお客さまの喜びの声、称賛の言葉を通じて伝染するのです。
これほどうれしいことはありません。
あなたのビジネスは、ユニークさや独創性を成し遂げた「発明品」ですか?
もし、「発明品」ではないと感じるなら、
ビジネスの正しいつくり方を学ぶべきタイミングなのかもしれません。
(安東邦彦)