コンサルティング
■6×15 METHOD & SESSION CONSULTING 〜オープンブックマネジメント(1)
あなたの会社では、どこまで情報共有が進んでいますか?
今回のテーマは「オープンブックマネジメント」。自社のありとあらゆる経営指標や数字をスタッフへ開示し、スタッフが主体的に「よい会社づくり」に参加できるようにする方法です。
私たちが提供するコンサルティングでは、経営計画書をベースにしたオープンブックマネジメントを進めていきます。例として、ブレインマークスのやり方をご紹介しましょう。
ブレインマークスでは、会社の収支を全員が見られるようになっています。各部門長がそれぞれの数字を入れることで、月次の状況を共有しているのです。部門ごとに、収支や経費、さらにはオフィス賃料の按分まで算出しています。
こうして私たちは、「今、会社がどのような状況にあるのか」を全員で理解しています。
これを作るためにはまず、社長の覚悟が求められるでしょう。社長が自分を律していなければ、すべての数字を開示することはできないからです。必要性がよく分からない飲食代ばかり計上している社長だと……オープンブックマネジメントは厳しいかもしれません。
また、「会社の数字や内情をすべて見せることは経営リスクにつながるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
他社へ情報が漏れたり、社員には「儲かっているのに給料が安い」と思われてしまったり……。確かにそんなリスクもゼロとは言えません。社長の意図していない形で数字や情報が一人歩きをしてしまう可能性もあります。
それでも私たちは、よい会社づくりのためにオープンブックマネジメントが欠かせないと考えています。次回は、その理由をお伝えします。