コンサルティング
■なぜ30人以下の中小企業にパートナーコンサルタントが必要なのか(3)
ブレインマークス代表の安東です。
私たちは、「CSO(Chief Structure Officer)」という役割が中小企業の成長に必要であるということをお伝えしています。
CSOとは「組織づくりの型」を身につけた責任者。
理念やコアバリューを社員に理解させ、浸透させ、体現させるためのカルチャーと仕組みを作ることが役割です。
CSOには、社会的な要請もあります。
かつての好景気の時代には、どんな会社も何となく売上が伸びて、当たり前のように成長していました。少子高齢化も今ほどは深刻ではなく、人手の確保も比較的容易でした。
しかし、人口減社会に突入した今、本気で志をともにしてくれる人を見つけるのは非常に困難です。どんな人にも、「リーダーが何を目指しているか」「どこに向かっているのか」を明確に伝えなければいけない時代。
理念やコアバリューを掲げ、それを理解させ、浸透させ、体現させるためのプロが必要なのです。
年功序列制度が崩壊し、長時間労働をやめようという流れも本格化しています。働く人にとって、会社とはどんな意味を持つ組織なのか。ユーザーにとって、その会社はどんな意味を持つ組織なのか。それを本気で考えなければ企業は成長できません。
ただ数字に追われているだけではなく、精神的な豊かさをどうやって追いかけていくか。
人の役に立てていることに喜びを感じ、心の豊かさを実感していかなければ、企業も個人も成長できない時代です。
ある意味では、人間の原点に戻って考えなければいけない時代になったと言えるでしょう。CSOを軸にしたサービスを立ち上げるのは、そうしたニーズに応えるためでもあります。