コンサルティング
前回まで、組織図の作り方をご説明してきました。
今回は、私たちが推奨する組織図の特徴とその理由をお伝えします。私たちが作る組織図は、「一人ひとりが会社のビジョン実現に向けてどんな役割を持ち、何に責任を持っているか」を明確化したものです。
欧米では、こうした組織論を取り入れる企業が増えています。一人ひとりの役割と責任を明確にし、社員はその役割と責任を全うすることにコミットします。
それぞれが定められた役割を果たしていけば、組織や顧客に対しての責任も果たされます。「プロジェクトや部署のリーダー」はもちろんいますが、あくまでも役割であって、役職ではありません。あるプロジェクトではリーダーの役割を担い、他のプロジェクトではメンバーということもあります。
日本では伝統的に、役割分担を明確にしない曖昧な組織設計が好まれてきました。「社員が『阿吽の呼吸』で助け合い、部署を超えて助け合う」という考え方です。これが必ずしも間違っているわけではありませんが、社員それぞれを正しく評価するための妨げになっている場合もあります。
年功序列制度が事実上崩壊している中で、公平に人材を評価していく。そのためにも、一人ひとりの役割と責任を明確にしておくことが大切なのです。
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