ブレインマークスとは
■安東の経営者ヒストリー 〜自分たちは、何のために存在しているのか?
マイケルE.ガーバー氏との出会いがもたらしたもの。それはブレインマークスの事業変革だけでなく、「自分たちの存在理由」を一から見つめ直すことにもつながっていきました。理念を考え、悩み続けた安東の思いを振り返ります。
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ガーバー氏と直接向き合い、教わった中でも、「組織づくり」は大きな難問でした。
「経営者自身が夢を掲げよ」
「そのための起業家精神を持ちなさい」
「それが偉大なビジネスを創る第一歩だ」
ガーバー氏はそう語ります。しかし安東には「なんだか遠い物語」のように感じられたのです。
ただ、「これまでは理念というものを本質的に分かっていなかったのだ」ということには気づきました。自分たちの事業は、ブレインマークスという企業は、何のために存在しているのか。それを根本から問われていると感じていました。
これは人間個人も同じなのかもしれません。人は誰しも、生まれた意味を考え、目的を探して生きていくもの。会社も似ています。
しかし、決定的に違う点が一つだけあります。人間は生まれたこと自体を祝福されますが、会社と事業は世の中に役立たなければ存在している意味がなく、生き残れません。
安東はそんなことを考え続けながら、悩み苦しむ日々を過ごしていました。
どれだけ売り上げを伸ばせるか、ではない。
「どれだけ顧客の役に立てているか」
「どれだけ社会の役に立てているか」
「どれだけ従業員の暮らしに貢献するか」
を追求するのが経営者なんだ。
その日々の中、読み漁った本の一説が琴線に触れました。
“戦後の日本を支えてきた起業家は「日本という国を豊かに、世界に誇れる国にするために」、「日本人の誇りを取り戻し、日本人を豊かにするために」という思いでビジネスを起こした。”
「ビジネスは社会を良くするためにある」
ブレインマークスの今を形作る理念は、その腹落ちから生まれました。