社長が苦手な『習慣化』 | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2022.03.28

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社長が苦手な『習慣化』

株式会社ブレインマークス

 

今回のテーマは「社長が苦手な『習慣化』」です。会社を良くしたい想いで数々のセミナーに参加するものの、結果が出ないと悩む経営者は少なくないようです。かくいう私も、何をやってもうまくいかない時期が長かったので、気持ちはわかります。そこで経営者が負のスパイラルから脱出するためにはどうしたらよいのか、今回はそのヒントについてお伝えしていきます。

■簡単な方法こそ要注意!

本やセミナーなどで「すぐにできる」「簡単にできる」と謳う手法を見つけると、飛びつきたくなりませんか? 試してみると、一時的にはうまくいくかもしれません。しかし長い目で見ると、そこに会社の成長があるかどうかは難しいところです。短期間で簡単にできる方法には、どこか無理があると考えてよいでしょう。

たとえば「筋肉は嘘をつかない」という言葉があります。地道な筋トレを毎日続けることで、少しずつ筋肉が付き、身体は鍛えられます。会社経営も、筋トレと同じです。毎日コツコツ取り組めば、5年、10年後に実を結び、身に付いたものは揺るぎない力となっているはずです。

会社を変えるには、簡単で手っ取り早い手法より地味で時間がかかる手法にこそ真実があると、私は考えています。

■会社を良くするには「習慣化」が鍵

要は筋トレと同じように、会社を変えたい時も「習慣化」することが成功への近道です。
経営者が「この方法はうまくいく」と感じた習慣を、社内や自分にどれだけ定着できるか、それが会社を良くしていく答えではないでしょうか。

さて、ここでひとつ質問です。あなたは毎週もしくは毎月、経営改善について、どのくらい時間をかけて考えていますか?

実は経営計画の作成や人事評価の最中は考えていても、その作業が終わった途端、思考するのをやめてしまう経営者が多いのです。一時的な頑張りではなく、思考を習慣化していかなければ会社は変わりません。

PDCAを回しながら思考と改善を何年も繰り返し、毎年進化させる。年単位でやるからこそ実力がつき、社員も会社もレベルは上がるものです。毎年経営計画を立てるだけで終わってしまう人も、習慣化ができれば、会社はどんどん変わっていきますよ。

■習慣化を実現する2つのポイント

飽きっぽい人にとって、習慣化は難しいものです。そんな方にはブレインマークスでも実施している方法を、2つご紹介します。

1. 自分に強制ギプスを課す
2. 習慣化が得意な社員に任せてみる

1について、ブレインマークスでは複数のコンサルタントと契約しています。私の苦手分野に、コンサルタントを入れてサポートしてもらっています。

なぜこれが強制ギプスとなるのか。それはコンサルタントと契約すると、定期的な報告が義務となるからです。報告しないといけないから考えざるを得ない、このようにして思考習慣を強制化しています。

初めのうちは苦労しますが、これが半年、1年経つと思考することが当たり前になります。投資を無駄にしたら社員に申し訳ないですし、回収せねばと奮闘するわけです。  

2について、社内には習慣化が得意な社員がいる場合もあります。会社で習慣化したいことができたら、思いきってその社員に任せてみてはいかがでしょうか。そして社内に習慣が定着するまで2~3年程度かけて、見守ってください。 

自分がやるべき習慣は、外部の力を使ってでも強制する。必ずしも自分がやる必要はないが、会社にとって良い習慣は、得意な社員にひとつずつ導入していく。

継続することが苦手な方は、是非試してみていただきたいと思います。

■今日の解説

私たちのクライアントでも、継続が苦手な方は多くいました。しかし毎月のセッションで経営について考えることが習慣化し、着実に前進されています。      

経営者のマインドが変われば、インプットした情報の活かし方も変わり、会社も良くなるはずです。毎月1~2時間だけでも構いません。是非「経営について考える時間」を確保してみてはいかがでしょうか。

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