コンサルティング
■なぜ30人以下の中小企業にパートナーコンサルタントが必要なのか(5)
ブレインマークスの安東です。
私たちは今、「CSO」(Chief Structure Officer)の機能を代行するという新サービスの準備を着々と進めています。
CSOとは「組織作りの型を身につけた責任者」。理念やコアバリューを掲げるだけでなく、それを社内に浸透させ、体現させていく役割を担います。
30人以下の中小企業に顕著なのは、「社内に仕組みを作る」という考え方がないこと。
中小企業が持続的な発展を遂げるために必要なのは、短期的な業績向上を追いかけるための施策ではありません。本当に必要なのは、「社内が一丸となるための仕組み」。これができることでビジネスモデルが形となり、安定した収益を生んでいくのです。
そこに至るまでの戦略設計や運用、定着には、多くの時間を必要とします。社内が一丸となるための仕組みを作り、高収益のビジネスモデルを作り、その次に世の中に発信してマーケティングを進めていく。
さらにそのサービスのやり方を人に教え、複製していくことも必要です。もちろん、複製したビジネスモデルを管理するためのマネジメントの仕組みも欠かせません。
このプロセスや、プロセスを登っていく方法をイメージできている中小企業の経営者はほとんどいないのではないでしょうか。
私たちは自社での経験と、多くのお客さまとの関わりの中で、長年解決策を探していました。
そこで役に立ったのが、海外の経営ノウハウ。やはりアメリカのビジネスシーンはかなり進んでいます。そのノウハウを伝えることで問題解決の糸口を発見した経営者さんも少なくありません。
しかし、完全に解決されたかと言えば、そうではありませんでした。海外の経営ノウハウをただ当てはめるだけでは、なかなか効果の出ない方も多くいました。
そこには、日本とアメリカのマーケットの差や、人の考え方の違いから日本の企業には当てはめづらい現実が見えてきたのです。このギャップを埋めるために、自分たちの社内でも何度も何度も実験を繰り返し、「CSO」という機能の必要性にたどり着きました。
私はこのサービスが、これからの時代の中小企業経営に欠かせないものだと確信しています。まもなく、その全貌を公開させていただく予定です。
▼【なぜ30人以下の中小企業にパートナーコンサルタントが必要なのか】の過去記事