コンサルティング
前回は、ビジョンを描写し、社員へ思いを伝えることの重要性についてお伝えしました。
ビジョンの中には、「雰囲気がいい会社」「コアバリューが浸透している会社」など、感覚値でしか成果を測れないテーマもあります。数字で語れるビジョンであれば分かりやすいのですが、経営者自身が進捗を測れないものは、見直しも難しいものです。
そこで経営コーチングプログラムでは、感覚値ではなく数値化して進捗を見るための「戦略的指標」作りを行います。
「コアバリューが浸透している会社」を目指すのであれば、まったく浸透していない状態を「-10」と設定します。完全に浸透している状態は「+10」。この間を5段階で刻みながら、それぞれの段階で実現するべき状態を言語化するのです。
例えば0で「コアバリューを皆が知っている状態」、+5で「皆がコアバリューを理解し、実践している状態」といった形です。
このようにして戦略的指標を導入している会社では、社長の目指している理想像が社員に理解され、今どんな状態にあるのかが分かります。
スポーツの世界でも同じような方法が取られています。例えばフィギュアスケート。ルールがなければ、点数の付けようがありません。基準を設けているからこそ加点や減点ができるのです。
見えにくい指標を明確にすることで、今すぐに社風を変えることが難しくても、「1年後にはここまで」「3年後にはこうなりたい」といった形で目標設定することができます。経営者が本当に納得できる状態に持っていくには、ある程度の年数が必要になるでしょう。その過程でどんな状態が必要なのかをメンバー全員で共有するために、戦略的指標は大きな意味を持っています。
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