書籍「ビジョナリー・カンパニーZERO」を中小企業に活かす方法 | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2024/06/13

書籍「ビジョナリー・カンパニーZERO」を中小企業に活かす方法

今回は書籍「ビジョナリー・カンパニーZERO」を中小企業に活かす方法についてご紹介します。

この書籍は前編・後編に分けて解説しています。前編では、永続性のある偉大な企業をつくる第1の条件は「重要な人材をどのように配置するか」「リーダーとしてのあり方に力を入れること」であるとご紹介しました。

今回は後編です。私たち中小企業が、永続性のある偉大な企業に成長するためのポイントを、詳しく解説していきましょう。

■この本が定めるビジョンとは

この本でのビジョンとは「コアバリュー」「理念」「パーパス」「ミッション」これらの集合体のことを指しています。言い換えれば、「ビジョン」=「この会社が何のために存在し、どのような価値観を持ち、どのような会社になろうとしているのかを示したもの」といえるでしょう。

ビジョンを構成する要素は、大きくわけて3つです。

①コアバリューと理念

⇒「組織を動かす根本原則や信条を体系化したもの」です。事業と人生で何が重要で、事業をどのように遂行すべきかを示しています。これが明確でない会社は成長しません。

②パーパス(存在目的)

⇒「あなたの会社が存在する根本的な理由」です。

③ミッション

⇒「社員の全エネルギーを何に注ぐかを表した全体目標」です。

上記の3つを掲げ、社内にビジョンを浸透していくことこそ、偉大な企業をつくるための第2の条件なのです。

■4つの戦略的な問題

そして、永続的な企業をつくろうとすると、多くの場合、以下の4つの問題にぶち当たります。

1.どのくらいの速度で成長すべきか

成長は良いものだけれど、積極的に投資しすぎてキャッシュフローがなくなる、もしくは人が疲弊していく可能性もあります。どの程度の成長率が良いのかは業界によって違います。ちなみにブレインマークスでは、最大125%の成長率と定めています。それ以上の成長率にすると、社員に大きな負荷がかかり、疲弊すると感じたからです。

2.集中か多角化か

一つのことを突き詰めるのか、全然違う事業をたくさんやるのか。どちらが正しいという答えはなく、経営者の考え方次第です。ただ、“自分の思い入れがあって、苦しくても耐え抜ける事業”に絞らないと、継続は厳しいのではないでしょうか。

3.株式公開をするか否か

これは難しい課題です。以前、私は株式公開を目指す会社にいたのですが、成長率を無視して進むことが多いため、社内がきしんでいました。もちろん着実に事業を伸ばしていく会社もあるので一概には言えませんが、経営者が「事業に情熱を注げるか」「株式公開によって何を得られるのか」を整理した上で、決定することをおすすめします。

4.市場を先導すべきか追随すべきか

これも、正解はありません。なぜなら先導であってもいつかは追いつかれるし、追随であっても先導している企業の攻撃に遭うからです。自分が変化していく中で、常に今は先導なのか追随なのかを意識しながら、今後の行動を決めていく必要があるでしょう。

これら4つの課題を一つひとつ整理することで、少しずつ会社が「経営者のイマジネーションから生まれた作品」になっていきます。常に自分なりの答えを出しながら、会社の成長を進めていただけたらと思います。

■本日のまとめ

今回は偉大な企業をつくるためのビジョンと戦略についてご紹介しました。まずはこの本を読み、古典的な経営の基礎を改めて学んでみてはいかがでしょうか。「やはりそうか」と腑に落ちて、自信を持って事業を拡大するきっかけになるはずですよ。

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