今回のテーマは「採用活動は営業活動」です。
クライアントの方より「近年、どんどん採用が難しくなっているのを感じます。ひと昔前であれば少ないながらも応募が来て人を雇えていたのですが、ここ2年くらいはそれも難しくなりました。何か人を集める新たな方法はありませんか?」というご相談をいただきました。
近年どの企業も採用に苦戦していますよね。2022年12月の有効求人倍率は、営業職で2.24倍とのことですから、非常に厳しい戦いになっています。この採用競争を勝ち抜くには、どうしたらいいのか。弊社もすべて上手くいっているわけではありませんが、これまでの経験を踏まえて「採用競争の戦い方」をお伝えしていきます。
実は今回、弊社では「採用専任者」を雇うことにしました。私たちのような20人程度の会社に、採用だけを担う人材を入れる。これは相当覚悟がいることです。
しかし考えてみてください。営業が課題という会社に、営業専任者がいないということはないはずです。それと同じで、採用が会社の一番の課題ということであれば、その専任者を雇って課題解決に取り組まなければなりません。
それほどまでに、現在の採用市場は厳しい状況になっている。まずはこのように考え方を改める必要があるのです。
そのうえで考えなければならないのは、どのようにしたら「選ばれる会社」になるのかということです。
有効求人倍率が2.24倍、つまりひとりの求職者に2.24件の内定が出る計算なので、求職者は複数の候補から入社する会社を選びます。こちらがどれだけ選定して内定を出したとしても、必ず他社と比較されるのです。そのためこれからの採用活動は、「選ぶ」のではなく「選ばれる」ことを考えていかなければなりません。
だからこそ「採用活動は営業活動」というわけです。消費者から選ばれる商品には、必ず「売り」があります。それを明確にして上手にアピールしているから、ニーズにマッチした人に選ばれるのです。
採用市場においては、会社そのものが商品になります。まずは自社の「売り」が何なのかを明確にすることが、採用競争に打ち勝つ第一歩です。自社の職場環境、労働時間、仕事のやりがいなど、それらすべてが会社という商品をつくり上げています。
その中で、自社の「売り」となるものがあるのか。もしなければ、どのようにつくっていくのかを考えてみましょう。
そしてもうひとつ重要なのが、面接官の態度です。世の中には、いまだに大きな態度を取る面接官が多いと聞きます。しかし面接の際に「この人とは働きたくない」と思われたら終わりです。
弊社に入社したメンバーからは、有り難いことに「面接している人と一緒に働きたいから、ブレインマークスが良いと思いました」と言われました。とにかく明るいし、話を聞こうとしてくれているのが分かったというのです。
面接官の応募者に対する態度は、会社の社員に対する接し方と同一視されます。面接官を通して社内の人たちが見られていることをしっかり意識して、面接におけるコミュケーションも見直していきましょう。
これからの採用は、自分たちが選ぶことよりも、求職者から選ばれることを意識していかなければなりません。多くの企業で人手不足となっている今、求職者から選ばれるためには「会社の売り」を明確にしてアピールすること、応募者対応のクオリティを意識することが大切です。
採用活動に苦慮している方は、まずこの2点を点検してみましょう。きっとそれが、採用競争を勝ち抜く第一歩となるはずです。