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今回のテーマは「経営理念は絶対に必要か?」です。
クライアントの方より「経営理念があったほうが良いとよく聞くので作成しようと奮闘していていますが、なかなかうまく作れません。経営理念って絶対に必要ですか?」というご相談をいただきました。
最近は経営理念を作るのが当たり前という風潮があるので、このような率直な疑問は口にしづらいですよね。私も以前そのように感じていた時期があります。果たして、経営理念は絶対に必要なものなのでしょうか。
結論から申し上げると、経営理念は絶対につくらなければならないというものではない、と考えています。何故なら、選んだ道が正解か不正解かを決めるのは「経営者自身が描く未来に繋がっていると思えるかどうか」だからです。
経営理念をつくることが実現したい未来に繋がらないと思うのであれば、潔く「つくらない」という選択をするのもアリなのではないでしょうか。
経営に「絶対しなくてはならない」というものはないのです。
ただ経営者自身が現場から離れることを考えていたり、自分がいなくなった後も会社を残したいと考えていたりする場合は、経営理念をつくることをお勧めします。経営理念が経営者に代わる「軸」となるためです。
経営理念が社内に浸透すれば、社員たちは自ずと貴方の理想を体現しようと動いてくれるようになり、経営者が現場で常に目を光らせる必要はなくなります。そして社員全員が理念に基づいた働きをしていくと、「経営者個人の魅力」ではなく「会社の魅力」で社員や顧客を惹きつけられるようになるのです。
もし貴方が「会社の魅力」で周囲を惹きつけたいと考えているのであれば、ぜひ経営理念づくりにチャレンジしてみてください。作成が難しいと感じるのであれば、ブレインマークスの動画やブログを参考にしていただければ幸いです。
会社経営に「絶対こうしなければならない」というものはありません。大切なのは「自分が描く未来へと繋がっているか」という軸を持って、自ら考えることです。その上で経営理念は必要ないと判断するのであれば、それが貴方の「正解」になります。
まずは5年後、10年後の未来をイメージして、会社をどのようにしていきたいかを具体的に考えることからスタートしてみてはいかがでしょうか。