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今回は書籍「普通の人がすごい会社を作る方法」から、経営者に不可欠な「起業家の4つの性格」についてご紹介します。
著者はマイケル・E・ガーバー。アメリカの実業家であり著述家でもある彼は、スモールビジネスのコーチとして、145ヶ国5万社を超える中小企業で、指導やトレーニングを行なってきました。現在は、ブレインマークスの経営アドバイザーにも就任していただいています。
本書には読み手の中に眠る起業家精神を目覚めさせ、成功に導くための「起業家の4つの性格」が紹介されています。経営者にとって、事業をつくる上で重要な思考のプロセスとはどんなものなのか、解説していきましょう。
まず簡単に、この書籍の前半の内容をお伝えすると「起業家とは発明家であり、いかに独創的でユニークな事業を発明するかが重要である」と書かれています。
また、私たちは誰でも起業家になる素質を持っていて、「解決したい」「改善したい」という熱意があれば、新しい事業アイデアを発明することができます。その発明をするために、徹底的にビジネスを勉強し、事業をつくり上げる技術を身につけることが必要なのです。
このような考え方を教わる中で私は、どうすれば今までになかったような事業で周りを熱狂させられるかを、一生懸命考えるようになりました。その結果、この10年で他社が真似できない参入障壁や、私以外の社員でも私と同じようなコンサルティングができるような仕組みや教育、サービスをつくっていけたのです。
では、経営者が発明品をつくっていく「思考のプロセス」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。本書では「起業家の4つの性格」として紹介されています。
それぞれが演じる役割について、みていきましょう。
できるかできないかをいったん忘れて、まずは大きな夢を描く
2.シンカー(思考する人)
ドリーマーが描いた夢を、具現化するためにビジョンに落とし込む
3.ストーリーテラー(伝える人)
ビジョンを深く掘り下げ、多くの人に夢を与えるようなストーリーを語る
4.リーダー(実行する人)
語られたストーリーを現実化するために、実行のプランを完成させる
多くの場合、これら4つの性格に分けないで頭の中で思考を混同してしまうため、事業づくりがうまくいきません。そうではなくあなたの1つ1つの性格を徹底的に目覚めさせ、時間をかけて確実にプロセスを踏んでいくと、事業の「発明」は成功するでしょう。
そしてこの発明によってできた事業は、実務を重ねて社内に教育などの仕組みをつくり、複製し、販売することで拡大していけるのです。
今日は事業をつくる上で重要な、「起業家の4つの性格」についてご紹介しました。
是非この本を読み、思考のプロセスを取り入れて新しい事業を思い描いてみてはいかがでしょうか。
きっと、会社の大きな成長につながるヒントを見つけられるはずですよ。