人を成長させる最短コースとは? | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
ブログ

ブログ

BLOG

2022.03.10

YouTube

人を成長させる最短コースとは?

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「人を成長させる最短コースとは?」です。先日、営業社員への教育がうまくいかず、悩んでいる経営者から相談を受けました。中途社員によくあるのですが、上司の教えに対してこれまでの経験や慣習を捨てきれず、自己流にアレンジしてしまう人が多いようです。それで結果が出るのなら問題ないのですが、そのせいで成長が遅れてしまう事例が数多くあります。そこで、今回はそんな社員に対してどのような教育が有効なのか、その方法についてお伝えしていきます。

■最短で成長できる方法とは?

各社の営業スタイルにもよりますが、私自身は「徹底したロープレ」と「優秀な営業マンの模倣」が、最短距離で成長できる一番の方法だと考えています。実際に、ブレインマークスの社員は、私がコンサルで話している動画を観て完コピできるよう練習しています。

過去には「オリジナリティがない」「自分らしさが出せない」という理由で、完コピを嫌う社員もいました。もちろんオリジナリティを出すことで、上司と同等もしくはレベルが上がっているのであれば、問題ありません。しかし、オリジナリティを出して成果に繋がらないのであれば、模倣から始めた方が早く成長できます。

■すべての創造は模倣から始まる

日本の芸術家である池田満寿男氏の著書「模倣と創造」に「すべての創造は模倣から出発する」という言葉があります。

この言葉は営業においても共通で、熟練者がどのような間、どのくらいのスピードや声の大きさで重要なことを話しているのか、完璧に模倣することで初めて気づくことがたくさんあるのです。ここでの気づきを糧に、営業マンとしてスタートできると私は考えています。

先人が模倣の大切さを説いているにも関わらず、なぜ取り組む人が少ないのか?実際にやってみてわかったのですが、本気の模倣はかなり大変だからです。

■徹底した模倣こそが成果を生む

本気の模倣には、膨大な手間と労力、時間がかかります。一見簡単そうに思えるのですが、呼吸や間合い、スピードなど自分と違う人間の話し方を真似するのは想像以上に難しいものです。

しかし完璧に自分のものにしてしまえば、オリジナリティを出しても高いレベルを維持できます。これこそ武道の世界に伝わる「守破離の法則」を、体現したものなのです。

かくいう私も27、8歳からセミナー講師を務めておりますが、当初は聞き手を惹きつける話ができず、苦戦していました。

そのような時期にたまたま出席したセミナーで、参加者である経営者たちを盛り上げ、ぐいぐい惹きつける講師に出会ったのです。

衝撃を受けた私はその講師のテープを購入し、一番盛り上がっている10分程度のフレーズを約半年間聞き続けました。そして呼吸や話し方、テンションまで完全に真似して自分のセミナーに取り入れたら、同じように盛り上がったのです。その時、徹底的に模倣すると自分が今までできなかったことができるのだと身をもって実感しました。

中途半端な模倣では何も得られず、徹底的に模倣しきることでどの部分のトークに価値があるのか、聞き手を惹きつけられるのかがわかるようになったのです。

■今日の結論

社員が短期で成長できれば、人材採用に投資した金額を早期回収できることになります。短期間でどれだけ教育レベルを上げていけるかは、中小企業にとって死活問題です。

社員に模倣の価値を伝えて、スピーディーに実行してもらうほうが投資回収も早くできますし、社員が活躍するまでの道のりも短くなります。

これから皆さんの会社で営業の教育をする機会があれば、一流の営業マンや経営者がやっている営業の流れを動画で撮り、徹底的に模倣させてみてはいかがでしょうか。

これまで紙のマニュアルでは伝えられなかったトークの情熱や空間の作り方などの技術が、動画ならわかりやすく伝えられます。

社員が徹底的に模倣できる環境を用意すれば、きっと最短距離での社員の成長が実現できるはずですよ。

3ステップオンライン講座 無料公開中

この記事をシェアする

おすすめの記事