今、中小企業経営者にとって、一番不安なこと。
それは、「コロナウイルス流行の第2波」ではないでしょうか。
第2波から、会社と社員を守るために経営者は
“今”何をすべきか。
今回は、リスク対策の専門家を招き、
コロナ感染対策のあり方について、考えました。
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■第1部 新型コロナ「第1波」に中小企業はどう備えるか?
株式会社ブレインマークス 代表取締役 安東邦彦氏
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・コロナ関連倒産から見るコロナの経済への影響
・スペイン風邪から予測する第2波の影響と対策
・予測不可能な今の時代に中小企業の取るべき行動と対策
これらの変化を踏まえて、私たち中小企業に必要なことは
中小企業の【事業継続・拡大のための事前対策】であることを
再確認させていただきました。
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■第2部 中小・ベンチャーの事業継続・拡大に向けた重要対策
日本リスク総研 主席コンサルタント 広瀬晴美氏
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近年、災害や事故、情報の流出など、ハザードが発生し、
事業中断に追い込まれる企業も少なくありません。
そんな時に必要になるのが、事業継続計画(BCP)です。
事業継続計画(BCP)があることで
どの事業・業務を優先して復旧させるかを理解・判断し、
事業回復を早めることができます。
この、BCPをコロナに対応できるようにするための
追加すべき要素について、ワークショップも交え、
お話しいただきました。
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■第3部 中小企業のための「事業継続力強化計画」とは?
株式会社A.I.P 取締役社長COO 佐野 友映氏
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きっとみなさんが感じているのではないでしょうか。
有事の時に“自社は大丈夫?”か、“取引先は大丈夫か?”と。
そんな時に、“自社はBCP対策をとっている!”
と客観的に伝えられたら、自分も周囲も安心できるはずです。
現在、経済産業省では、事前対策計画を認定しています。
認定を受けた中小企業は、税制優遇や補助金の加点などの
支援策を活用することもできます。
制度が始まった背景やメリット、作成について、
お話しいただき、A.I.Pの「事業継続力強化計画」認定のための
プログラムもご紹介いただきました。
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日常が戻ってきたとはいえ、
第2波、第3波の恐怖やそれに伴う経済活動への心配など
まだまだ不安は付きまといます。
しかし、そんなときだからこそ、
新しいビジネス、価値観が誕生しているのも事実。
不安に縛られるのではなく、正しいリスク管理をして、
新たな未来の可能性に目を向ける。
それこそが、
今、経営者に求められる最も重要なことではないでしょうか。