他人の芝生が青く見える社員へのアプローチ法 | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2023.01.19

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他人の芝生が青く見える社員へのアプローチ法

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「他人の芝生が青く見える社員へのアプローチ法」です。

クライアントより「個人の得意を伸ばすために事務スタッフの仕事内容を少しずつ変えているが『なぜ〇〇さんだけ面白そうな仕事をしているのか?』と不満の声が出てきている」というご相談をいただきました。

これは「なぜ私だけこの仕事を任されるのか?」という逆のパターンもありますよね。なぜ周りと自分の仕事を比べて羨んでしまうのでしょうか。その原因と対策についてお伝えしていきます。

■他人の芝生が青く見えるのは「伝え方」が原因

なぜ他の人の仕事を羨ましく思うのか。それはもしかすると、仕事を任せる理由を、経営者がしっかりと伝えきれていないからかもしれません。

新しい仕事を任せる際、社員に仕事内容だけを伝えていないでしょうか。やるべきことのみを伝えても、その目的や意義を社員が正しく理解するのは難しいです。たとえその人に適していて会社にとって重要な仕事だったとしても、意義を理解できていなければ「ただの作業」と感じてしまうかもしれません。その結果、自分の仕事と周りの仕事を比べて不満が出てしまうのです。

■伝えるときは「2つの角度」で

それでは仕事を任せるときに、どのように伝えればいいのでしょうか。ポイントは「2つの角度」です。

1つ目は、その仕事の意義や重要性を伝えることです。その仕事は、会社やお客様にどういう意味があり、どう役に立つのか。周りに与える影響や貢献できることが伝われば、任された仕事は「ただの作業」ではなく重要なものなのだと感じやすくなります。

2つ目は「なぜあなたに任せるのか」です。たとえ仕事の意義や重要性を理解できたとしても「他の人でもいいのでは?なぜ自分が?」と思ってしまう可能性があります。どのような適性や実績を見て、どういった活躍を期待して任せるのかを伝えてあげると、その仕事を自分事として捉えられるのではないでしょうか。

■1回で伝えきろうとしなくていい

仕事の目的や意義を伝えることは大切ですが、一度に理解してもらうのが難しいこともあります。半信半疑なままで、その仕事を始めるケースもあるかもしれません。また適性を見て任せたつもりでも、蓋を開けてみたら思うような成果があげられない場合もあるでしょう。

そこで大切なのが、対話をする時間を継続的に設けることです。ブレインマークスの場合は月1回の1on1ミーティングで、仕事の目的や意義、そして本人の特性について話す機会をつくっています。最初は半信半疑だったとしても、仕事の目的や意義を継続して伝えていけば、次第に理解は深まっていくでしょう。

任せた仕事にコミットできていない場合は、そもそも苦手なのか、それともその仕事に対する具体的なイメージが湧いていないのかを見極める必要があります。そのためにも、1on1でじっくり話をすることが大切なのです。

■本日の結論

自分が任された理由や仕事の意義を社員が理解できていれば、他の人と自分の仕事を比較することは少なくなるでしょう。

仕事の目的や意義を伝え、本人の特性を見極めるために有効なのが、1対1でしっかり向き合う1on1ミーティングです。間に人を挟まず直接コミュニケーションをとりながら、自身の思いを伝えてみてはいかがでしょうか。

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