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2024.09.06

コンサルティング

続々と登場する中小企業支援サービス、使いこなすための鍵は?(第1回)―フリーランス時代を支える中小企業支援サービス-

安東 邦彦

中小企業支援サービスの新たな展開

近年、中小企業向けの支援サービスが続々と登場しています。この動きの一環として、独立開業支援事業を展開する株式会社アントレは、「アントレBiz」という新たな経営支援コミュニティの提供を開始しました。このサービスは、開業届を出したばかりの個人事業主から年商10億円までの中小企業の経営者や経営幹部を対象に、事業運営に使えるサービスや異業種交流会、勉強会、スモールビジネスに役立つ各種コンテンツを提供します。このようなサービスの登場により、中小企業や個人事業主の成長をサポートする環境が整いつつあります。

▼「アントレBiz」
https://entrenet.jp/entrebiz/index02.htm?vos=eentmgzetcwtspr_00011

中小企業支援サービス台頭の背景

また、中小企業や個人事業主向けの会計ソフトで知られる弥生株式会社は、新ブランド「弥生Next」を発表しました。これは会計、商取引、人事、労務サービスを提供し、バックオフィス業務の自動化を進めるものです。さらに、将来的にはAIによる分析や同業他社との比較を可能にし、全国の会計事務所とのネットワークを活用して中小企業や個人事業主への経営支援実務にも力を入れる計画です。
マネーフォワードやfreeeといった競合サービスもあり、既存サービスの拡充によって市場が活性化することは事業者にとって非常に有益であると考えられます。

現在、中小企業支援サービスが次々と登場している背景には、新しいマーケットとして中小企業が注目されていることが挙げられます。
特に、フリーランスや個人事業主の増加に伴い、これらの層向けのサービス需要が高まっています。
例えば、請求管理などのDX化ニーズが顕著であり、個人事業主まで対象を広げることで、サービス提供者は増加するフリーランス層を効果的にカバーすることができるのです。

フリーランス時代の到来と中小企業支援サービスがもたらす新たな働き方

ひと昔前は、独立するといえば株式会社を設立するのが一般的でしたが、今ではフリーランスというシンプルな形での起業が身近になってきました。これからは、フリーランスが大企業・中小企業・零細企業と並ぶ新しい枠組みとして加わります。
フリーランスのその先は、ずっと一人で続ける人と、事業を拡大していく人に分かれていくでしょう。
この動きは歓迎すべきことですし、私もその変化を見守りながら、適切な支援を提供していきたいと思います。

(安東邦彦/第2回に続きます)

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