Q1.Dreaming Roomに参加する以前の自社/ご自身の問題点・課題・悩みは何でしたか?
会社の目標を明確に示すことや、力を注ぐべき場所を社員に与えてあげることが出来ていませんでした。日々の中で、「こうしていきたい」という話をする場面はありましたが、真意は同じでも毎回言葉が違っていましたから、社員からするとぼんやり「社長はこんなことがしたいのかな」と浮かぶ程度だったと思います。社員からしたら、この会社が将来どうなっているかは全く見えていなかったはずです。夢やビジョンが決まっていない中で、どこに向かってコミットすればいいのかわからず、社員は個人の目標に向かって個々のやり方で働いている形になっていました。しかし、それではモチベーションも維持しづらかったと思います。頑張りたいのに、その場所がないという、社員にとっても不完全燃焼な状態になっていました。
さらに、自分自身もその日の感情に左右され、考え方が変化することもあり、自分がやりたいと考えることに自信が持てていませんでした。当時は、僕自身の頭の中が整理できていなかったんだと思います。
Q2.Dreaming Roomを受講するきっかけは何ですか?
経営について色々学んでいくうちに、ある会社に凄く憧れるようになりました。社長も素晴らしく、社員さんも素晴らしい。そして、誰もが楽しそうに働いているあの会社のようになりたいと思ったんです。ただ、そこの経営方法を真似することは僕には窮屈に思えました。そこで、自分に合ったやり方で、目標に辿り着くためには、「どんな会社になりたいのか」を明確にしないといけないと感じました。言語化して社員に伝えられるようにならなければ変わらないと思ったんです。自分らしい経営の仕方と生き方を見つけたいと心から思っていました。
そんな時、安東さんのセミナーを受けました。その内容が心にグッと来たんです。「自分の会社が世の中に貢献し、社員も幸せになる会社をつくりたい」という言葉に、とても共感しました。僕も最初は、そのために経営をしたいと思っていましたし、そんな会社を作りたいと考えていました。そのことを思い出させてくれて、聞いていると自然と涙がでてきたのを覚えています。そんな安東さんが「このメソッドは素晴らしい」と言うのだから、やってみようと思いました。きっと何かを見つけられると思ったんです。
Q3.Dreaming Roomのメソッドを学び、実践していく中で、なかなかうまくいかなかったことや、
難しいと感じることはありましたか?
やっぱり言語化することは難しいですね。「最も大切なものはなんですか?」という問いかけに対して、自分の頭の中に渦巻くいろいろな思いを簡潔にまとめることに時間がかかりました。自分の気持ちなのに、なぜうまく言葉に出てこないのかと苛立ちを感じるときもありました。一人では向き合い続けることができなかったと思います。一緒に悩んでいる仲間がいて、導いてくれるファシリテーターがいたから向き合い続けることができたんだと思います。
ただ、そこで出た答えに納得しきれていなくて、経営コーチングプログラムへ進むことを決めました。そこで、ファシリテーターとマンツーマンのセッションを通じて答えを導き出しました。それまでは、社会に貢献するには、飲食店では限界があるのではないかと、悩むこともありましたが、今ではすっきりしています。飲食店で人を幸せにすることは絶対できるし、会社を大きくしていくこともできると確信を持っているからです。その為の道筋も明確に見えているので、「あとはやるだけだ」と覚悟が決まりました。
Q4.受講後の会社や社員の変化を教えてください。
Q5.今後の目標を教えてください。(事業展開・業界変革・社内改善など・・・)
店舗としては、3年で5店舗、5年で12店舗の規模を目指しています。あとは、とにかく「いい会社」をつくりたいです。儲かるだけ、規模だけ、ではなく社員が笑顔で楽しそうに働く会社をつくりたいですね。そのために、社員とのコミュニケーションの場を増やしています。この前は、酒蔵見学に行きました!日本酒を扱うお店として、単にお酒があるから売るという姿勢ではなく、商品に愛着を持って売って欲しいと考えています。酒蔵見学に行き、その背景を知ることで、少しずつ愛着を持ってきてくれていますね。愛着を持ち、温かみを持って販売する、そういう積み重ねが社員にとっても「あなただから」と言われる仕事に繋がっていくと思っています。
Q6.今後、Dreaming Roomを受講される方にメッセージをお願いします。
もし、迷われているなら、絶対に受けたほうがいいと思います。メソッドは、凄く神聖だし、普遍的だと思います。ただ、面倒くさいですけど(笑)。でも、経営者はそこを乗り越えていかなきゃいけないと思います。是非、受けてください。
橋本社長、ご協力ありがとうございました!