株式会社ベイングローバル 大澤 藍 様

Q1.Dreaming Roomに参加する以前の自社/ご自身の問題点・課題・悩みは何でしたか?

人が育たないということが一番の問題でした。いくら社員を増やしても仕事を任せることができないため、私の業務量は減りませんでした。それどころか、社員が増えたことでミーティングの時間や回数は増え、私が以前よりも忙しくなるという悪循環に陥っていましたね。当時は会社の売上げの7割を私が上げている状態でした。また、社員がこの会社のことを自分事として考えてくれていないと感じることも多く孤独感も感じていました。私がいなければこの会社は潰れてしまうという危機感ばかりが日に日に増していき、そんな状況から抜け出したいと思っていました。

 

人を育てる術を知らない上に、その重要性も理解しきれていませんでしたから、教育のための仕組みはもちろん無く、「私の背中を見て学べ」というスタンスでしたね。社員に対しても今より厳しかったと思います。とにかく売上げをあげることに重点を置いていたので、なかなか上げられない社員に対して「何でできないの?」という風に責めてしまったこともありました。自分が変わらずに相手に変わることばかりを求めていました。そんな状況が合わずに辞めていく人も多く、創業から4年経っても一緒に創業したメンバー以外に信頼を置ける社員はいませんでした。

Q2.Q1の課題が解決されなかった場合、現在どのようになっていたと思いますか?

売上げばかりを追いかけて、理念があることや、社員を育てることの重要性に気が付かず、今も当時の危機感のまま走り続けていたと思います。自分が理想としている会社と現状のギャップが開いていくばかりだったはずです。

Q3.Dreaming Roomを受講するきっかけは何ですか?

結局は自分次第です。ドリーミングルームは受講して終わりではありません。 受講して初めてスタートラインに立つものだと思っています。ドリーミングルームでは、受講後自分が経営者としてどう変わるのかのエッセンスを教えてくれます。
そして、本当は何をしたいのか、どうしたいのか、自分自身と向き合う機会を与えてくれます。それらを活かすも殺すも自分次第です。
そして、自分自身と向き合ってリスタートをきる覚悟を決めるのも自分次第です。

Q4.Dreaming Roomのメソッドを学び、実践していく中で、なかなかうまくいかなかったことや、
   難しいと感じることはありましたか?

私にとっては全てが難しく感じました。それまで考えたことの無いことばかりだったんです。

ただ、そのおかげで「会社をどうしていきたいのか」「どんな会社をつくりたいのか」という理念やビジョンを経営者である私が決めていかなければならないという覚悟を決めることができました。

特にビジョンの設計には苦しみました。それまで会社には数値目標だけで、理念とかビジョンは全くありませんでした。

本当に0の状態から作り上げなければいけなかったので、とにかく受講中はひたすら考え抜きましたよ。

Q5.それをどう解決しましたか? また、どのように解決しようと考えていますか?

「売上至上主義の会社ではなく、理念経営の会社にしていきたい。そのために、私も変わる」と覚悟を決めました。固まっていないものを社員に伝えることはできないので、理念やビジョンが確定するまではファシリテーターの方に協力してもらいながら何度も修正を重ねました。実はドリーミングルーム受講中に、理念は完成したのですが、ビジョンまで完成することはできなかったんです。受講後も経営コーチングプログラムを受講し、サポートしてもらうことでビジョンが確定しました。そして、ビジョンが確定したときに初めて社員にビジョンを伝えました。

「大澤さんが会社を通じて何をしたいのかがはっきりわかった」と言ってくれた社員を見て、ビジョンの必要性を実感しました。理念だけでは抽象的になってしまいがちですので、そこまでの道のりを具体的に示すビジョンが欠かせないものだと思いました。

Q6.受講後の会社や社員の変化を教えてください。

自分の社員に対する考え方が大きく変わりました。社員が人生の中で沢山の時間をこの会社のために費やして働いてくれているのだから、「この会社で働いていて良かった」「働いていて楽しい」と思ってもらえる会社を作りたいと心から思っています。
ですので、社員一人ひとりがどんな人間なのか、どんなことを考えているのかを理解することを心がけています。以前の売上至上主義な考え方と比べると本当に大きく変わりました。ドリーミングルームと経営コーチングプログラムを受講していくうちに少しずつ変わっていった結果です。些細なことですが、今は社員に対して毎日自分から話しかけることをしています。以前は業務的なことしかあまり話していませんでしたが、今はプライベートなことも話しています。毎月行っている全社員との個別面談は、仕事の話以外にもいろんなことを話すコミュニケーションの機会になっていますよ。社内の雰囲気もかなり和やかになり、いい意味で雑談も増えました。若い社員が社内で明るく話している姿をみると変化を実感します。

Q7.今後の目標を教えてください。(事業展開・業界変革・社内改善など・・・)

これからは、もっと理念やビジョンについて社員と話し、賛同してもらった上で一緒にいい会社をつくりあげていきたいと思っています。いい会社を経営者一人でつくるのはやっぱり難しいですから。社員と共にいい会社をつくりあげて行く中で喜びや楽しみを通じて「この会社に入ってよかった」と思ってもらいたいですね。そして、皆がベイングローバルを「自分の会社」だという認識になってもらえることを目指しています。そのために、まず今年は私の仕事を今いるメンバーに振っていき仕事を任せるということに取り組んでいきます。これをしなければ結局何も変わらないと思っています。

社員に対し、正しく期待をして、もし失敗してもそれを受け入れらるようになりたいと思っています。

 

事業的には2020年にアルバイトを含め従業員数40名を目指しています。そして、今はグローバル人材の採用支援という日本にいる外国籍の方の就職支援のみを行っていますが、それだけではなく何か困った時にはベイングローバルを思い出して活用してもらえるそんな業界のナンバーワンでありオンリーワンの会社になりたいと思っています。日本が好きで熱いマインドを持っている外国籍の方たちをトータル的にサポートしていける最強のパートナーを目指しています。

Q8.今後、Dreaming Roomを受講される方にメッセージをお願いします。

結局は自分次第です。ドリーミングルームは受講して終わりではありません。

受講して初めてスタートラインに立つものだと思っています。ドリーミングルームでは、受講後自分が経営者としてどう変わるのかのエッセンスを教えてくれます。そして、本当は何をしたいのか、どうしたいのか、自分自身と向き合う機会を与えてくれます。それらを活かすも殺すも自分次第です。

そして、自分自身と向き合ってリスタートをきる覚悟を決めるのも自分次第です。

大澤社長、ご協力ありがとうございました!

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(インタビュアー:株式会社ブレインマークス 津田聡)

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