社会保険労務士法人D・プロデュース 代表 越石 能章 様

Q1.Dreaming Roomに参加する以前の自社/ご自身の問題点・課題・悩みは何でしたか?

会社を発展させるために必要なことが全くできていなかったです。それに、自分が働いて引っ張っていかないとダメだと思っていました。だから、スタッフに仕事を任せることも無かったし、創業者としてのプライドもありましたね。

本来の役割を果たせていませんでした。

 

また、自分が一番活躍することにやりがいを感じている意識にも問題がありました。

お客さまにとっても、自分を通したサービスを受けることのほうが一番良いと思い込んでいましたから。

とにかく、「自分が、自分が」って思っていましたね。 今考えると、組織として機能しているとは言えませんでした。

Q2.Q1の課題や悩みによって、会社やご自身にどのような影響が出ていましたか?

創業8年目を迎え、スタッフも増えたのにもかかわらず、社内で起こっている全てを把握していないと気がすまない状況でした。その他にも、自分で営業をかけたり、処理もしていましたね。

それが、自分の存在意義だと思っていましたし、自分が知らないことがあるということに対する不安もありました。

 

スタッフがそれぞれ自分で考えて行動しているにも関わらず、それを否定するような言動をとってしまったことも多くあったんです。 それがスタッフにも伝わって、悪循環を生んでいました。

Q3.Q1の課題が解決されなかった場合、現在どのようになっていたと思いますか?

他の役員やスタッフがついて来れなくなっていたと思います。最悪分解していたんじゃないでしょうか

Q4.Dreaming Roomを受講するきっかけは何ですか? 躊躇はありましたか?

この事業を、個人事業で終わらせるつもりは無かったのでこのままではいけないということは理解していました。なので、方法を学ぼうと思って「社長が3ヶ月不在でも成長する会社のつくり方」セミナーを受講しました。

 

そこで、「もっと発展するためにはどうやって会社を運営していく必要があるのか」を知りました。

その頃、人に仕事を貼り付ける形で役割を分けていたのですが、そうではなく「組織に人を貼り付ける」ことが重要だと知り、自分がどんな組織を実現したいのかをもっと考えてみようと思ったんです。

安東さんの話にも共感する部分が多くあって、Dreaming Roomを受けることに躊躇はありませんでしたね。

Q5.Dreaming Roomのメソッドを学び、実践していく中で、なかなかうまくいかなかったことや、
   難しいと感じることはありましたか?

「もっと発展するためにはどうやって会社を運営していく必要があるのか」を知りました。 Dreaming Roomを受けてからすぐに役員ミーティングを開いて、その場で自分の思いを伝えたんですが、やっぱり最初は理解されませんでした。もちろん、それぞれに思いや能力を持っていますので、私の意見だけをそのまま伝えるのでは反発が起きるとは思っていました。

Q6.それをどう解決しましたか? また、どのように解決しようと考えていますか?

意見が衝突したこともありましたが、皆「この会社を発展させたい」「お客様の役に立ちたい」という思いは共通でした。 ただ、個人個人で思いはいろいろあるので、その部分のすり合わせに少し時間がかかったんです。
私の言葉が足りなかったところもあったと思います。

だから、「こういうことを学んできたから、一緒に考えてみよう」というスタンスで皆の意見を織り交ぜて方向性を決めました。
この話し合いは月2回ペースで1年かかりましたね。

Q7.受講後の会社や社員の変化を教えてください。

今では、一人ひとり役割を決めたので、細かい指示を出して、命令みたいなことはしないようになりましたね。今までは相談されずに話が進んでいるのがすごく嫌だったんですけど、それもなくなりました。

「みんなそれぞれ考えて役割を全うしようとしているんだ」って思えるようになったんです。一緒に目標を達成していこうと思っているのは、わかるので信頼もしています。

実際に、仕事を任せるようになってわかったことなんですが、皆それぞれ得意なことがあって、ある部分では私よりも上手くできたりすることがあるんですよ。それは、任せてみないとわからないことでした。

「なんで今まで任せなかったのかな」って本当に思いましたね。

 

書類管理やマニュアル化にも力を入れました。書類管理に関しては、所内での書類のフローを決めて、全員が進捗を見れるようにしました。マニュアル化については、それまでもマニュアルらしきものはあったんですが、書式やフォーマットが定まっていなかったので、結局本人しかわからない様なマニュアルだったんです。

それを、全て書式とフォーマットを定めてマニュアル化し管理するようにしました。

Q8.今後の目標を教えてください。(事業展開・業界変革・社内改善など・・・)

10年の間に50人体制で3億5千万円の売上げを上げる体制を構築することと、支店を3つ作ることです。弊社にはアウトソーシング部門とコンサル部門と、研修部門があるんですけど、特にコンサル部門を強化していきたいと思っています。

そのために、助成金と教育と人事評価を絡めた中小企業さまが取り組みやすいサービスを提供していきたい

と思っています。

 

アウトソーシング部門ではマニュアルをもっと作っていきたいですね。保険給付のマニュアル化も進めていきたいと考えています。人事評価の部分では、お客さまとの面談の中で内容を決定しているのですが、そうしていると人に仕事がついている状態になってしまうのでそこを変えたいですね。他の人でもできるように体制を整えていきたいと思っています。

Q9.今後、Dreaming Roomを受講される方にメッセージをお願いします。

悩み解決のヒントがあります。本気で会社を良くしたいと思うのであれば、参加するべきです。参加者全員が何かしら課題を持って集まってきていて、自分の弱みをさらけ出して話し合いをします。

さまざまな悩みをシェアすることで自分の器が広がっていくきっかけになると思いますよ。

越石代表、ご協力ありがとうございました!

社会保険労務士法人D・プロデュース ホームページ
(インタビュアー:株式会社ブレインマークス 加藤優)

next