トリガー鍼灸・整骨院 代表 小池 謙雅 様

Q1.Dreaming Roomに参加する以前の自社/ご自身の問題点・課題・悩みは何でしたか?

起業前に務めていた会社で、ひたすら休み無く働いていましたね。とにかく働いてお金を稼ぐことを重要視していたので、仕組みについては考えたこともありませんでした。本当に、ただ目の前の業務をこなすことに必死になっていましたね。

 

それに、自分がひたすら働いて、お金を稼ぐスタイルがお客さまにとっても会社にとっても一番いいと思っていたのもあります。誰かに任せようと思うこともありましたけど、それは、器用で出来る方にしか頼みませんでした。

当時は、「育てる」っていう意識がそもそもなかったので。もちろん、理念なんてありませんでしたよ。

Q2.Q1の課題や悩みによって、会社やご自身にどのような影響が出ていましたか?

早朝から深夜まで休み無く働くことが当たり前でしたね。次第に、会社内は社員全員が疲れ、ストレスを抱えていたことで、殺伐とした雰囲気になっていきました。それでも、売上があがっていくのを見ると、「お金のために働く」という考え方だった私の目には会社がとても上手くいっているように映ったんです。

 

しかし、次第に体力的に厳しくなっていきました。その時、自分の家族や将来を考えると、今のように365日24時間働くという状態のままで良いのか疑問を感じ始めたんです。当時、業務量が多すぎて社員全員に余裕がありませんでしたから、自分が持っている仕事を誰かに振ることができず休めません。その中には、家庭がある社員もいましたが、忙しすぎて子供の学校行事には全く行けていません。「家族のために働いているのに、家族のために休めない会社」っておかしい。そんな会社を見ながら「こんな風に休みもなく働かなければ会社は売上をあげることはできないのか?もっと他に方法はないのか?」と会社経営について考え出すようになったんです。

Q3.Dreaming Roomを受講するきっかけは何ですか? 躊躇はありましたか?

ちょうど会社経営について悩んでいた時期に、「社長が3ヶ月不在でも成長する会社のつくり方」セミナーをインターネット広告で見たんです。タイトルを見た瞬間、「俺がいなかったら俺の会社はまわらないなー」と思いました。だから、どんな方法があるのか知りたくてセミナーに参加しました。

 

私が今までアドバイスを貰っていた経営者達と、安東さんがセミナーで話していることは全く違いました。ちゃんと会社を経営する方法について教えてくれた人はいませんでしたから。だから最初は「会社経営について教えてくれる人がいるんだ?」って、びっくりしましたよ。セミナーを聞きながら、「会社ってこうやってつくるんだ…」って、初めて知ることばかりでした。

 

Dreaming Roomについては、最初は金額が高いと思いました。それでも、何とか現状を打開する方法を探していたので思い切って参加してみることにしたんです。実際受けてみると、あれだけ時間をかけて丁寧にサポートしてくれたので、受講料が高いとは思いませんね。

Q4.Dreaming Roomのメソッドを学び、実践していく中で、なかなかうまくいかなかったことや、
   難しいと感じることはありましたか?

ホワイトペーパーです。私の場合、そもそも「仕事は儲かるためにやる」っていう考え方で、ビジョンやドリームなんて全然考えてもいなかったので凄く苦戦しましたね。それに、Dreaming Roomで学んだことを実際に会社に落とし込むことも大変でしたよ。仕組みをつくるためにその時間を取らなければいけないということは理解していましたが、会社について考える暇が無く、目の前の業務に追われてしまうことも多かったです。

 

社員の中には、売上げが発生しないマニュアルづくりとかに時間を使うことに違和感を感じる人もいたと思います。正直、最初は自分も腑に落ちていない部分もありました。それで結局後回しになってしまうことが続いていたような気がします。

Q5.それをどう解決しましたか? また、どのように解決しようと考えていますか?

まずは、会社について考える時間を確保しました。土曜日を休みにして、丸まる事業計画を立てる時間にしたのが最初です。そのために、複数の事業を同時に展開していたのですが、税理士事務所経営だけに絞って他からは手を引きました。あとは、他の会社を見て良いと思ったものは、積極的に取り入れましたね。そのひとつが朝礼です。そこで毎朝、ビジョンを唱和したり、方向性を社員に伝えたりしています。

 

そういうことをやっていくうちに、次第に社員が変わっていきました。最初は、ちょっと照れくさかったビジョンも、何度も言うことで「本当にこのビジョンを目指そう!」って気持ちになっていったんだと思います。そのうち、お客さまの質まで変わりだして、「あっ、やっぱりこれは正しいんだ」って確信しましたね。もちろん、自分の考え方が変わったのが大きなきっかけだったとは思います。

Q6.受講後の会社や社員の変化を教えてください。

自分自身もストレス無く、楽になりました。
今は、「社員が精神的にも物質的にも満足できる会社」になること目指しているのでそういう制度を整えましたね。タイムカードや有給制度や就業規則は、今までちゃんと制度化していなかったので、そこをしっかり構築しました。
少しずつですが、社員と協力しながら目標に向かって環境を整えています。

最初は私の言うことをただ聞いているだけの状態だった社員も、今ではビジョンを理解してくれて、積極的に参加してくれていますよ 。

Q7.今後の目標を教えてください。(事業展開・業界変革・社内改善など・・・)

私を含め、うちの会社は税理士事務所で働いた経験が無い社員しかいません。なので、その特性を活かして既成概念にとらわれずに、税理士事務所っぽくない税理士事務所をつくりたいと思っています。

 

そして、以前の私と同じようにビジネスによって苦しんでいる社長さまが、ビジネスを楽しんでより良い人生を送れるようにサポートをしていきたいと考えています。前の私の悩みって、結構いろんな社長の共通の悩みだったりするんです。
だから、ドリーミングルームで学んだように、仕組みが重要だということも伝えたいですね。

 

それと、今の大きな目標は「2025年には、社員100人規模の会社をつくる」ということです。
現段階では、2019年までの事業計画しか出来ていないんですが、その段階ではまだ社員100人には届いていません。
これから、この目標を達成するためにどうするべきかを考えようと思っています。

 

さらに、2018年には自分達の活動を他の税理士事務所に向けて発表したいとも考えています。効率化や、社員の働き方がどう変わったか伝えたいんです。そのためには、もっと改善しなければいけないこともあるので、残り3年で何をやらなければいけないのか、その洗い出しのために年2〜3回会議室を借りて社員全員で会議をしています。

Q8.今後、Dreaming Roomを受講される方にメッセージをお願いします。

絶対に受けたほうがいいです。
受けることで考え方が変わるし、ビジネスが楽しくなります。
受ければ、ビジネスで苦しむのではなく、ビジネスによって自分がより幸せになれるということがわかると思いますよ。


古屋所長、ご協力ありがとうございました!

古屋総合事務所 ホームページ
(インタビュアー:株式会社ブレインマークス 加藤優)

next